東京都出身。専修大学経済学部卒。
スタジオ、出版社を経て1988年(株) スタジオライズを設立。
1991年 第28回平凡社準太陽賞
1994年 第5回コニカ写真奨励賞
1997年 第2回東京国際写真ビエンナーレ・キャノン賞受賞。
2007年 第38回講談社出版文化写真賞を受賞。
写真集「Tokyo Bay Side」を皮切りに、日本のスクラップ&ビルドをテーマに、
高速道路やダムなど建設途中の景観を捉える一方、朽ち果て自然に戻る廃墟シリーズを発表。
『Tokyo Bay Side』(リサイクル文化社 1991年)
『AMERICAN TWINS』(マガジンハウス 1992年)
『廃墟遊戯』(メディアファクトリー 1998年)
『廃墟漂流』(マガジンハウス 2001年)
『廃墟をゆく』(二見書房 2002年)
『Japan New Map』(イーストプレス 2003年)
『NO MAN’S LAND 軍艦島』(講談社 2004年)
『亡骸劇場』 (JAPAN DEATHTOPIA SERIES)(講談社 2006年)
『東京ディズニーシー』(講談社 2006年)
『最終工場』(マガジンハウス 2007年)
『海人 UMIHITO 1977~1988』(金の星社 2008年)
『HACHINOHE CITY』(講談社 2009年)
『神様 OH MY GOD!』(日本カメラ社 2010年)
『島波 瀬戸内景』(講談社 2011年)
廃墟の一番最初の写真集『廃墟遊戯』はすごく出したかったんですけど・・・出版社9社行きましたね。2年位かかって。
断られましたよ、全部。で、10社目にOKもらったんです。
でも、その写真集が3万売れたんですよ。
(9社から断られて)辛かったけど、逆に喜びがありますね。
旅が好きだったんです。旅にはカメラを持っていきますね。
で、撮っているうちに、写真って面白いと思いました。
(でも職業にしようとは思わなかった)
性格的に普通のサラリーマンはちょっと無理で、何かやりたいなぁと思ったんだけど、自分の将来が見つからなかったんです。
そしたら新聞に載ってたんです、スタジオマン募集、みたいな。
それで大学の途中だったけど飛び込んじゃったんですよ。
勢いですよね。それしかないですよ。結婚と同じ。
見たことないような、そういう写真を撮りたいですよね。
一番嬉しいのは自分じゃないですか。読者よりもね。
自分が一番嬉しい。だからドキドキするんですよ。
落ち着け、落ち着けって思うときがありますね。
例えば廃墟だったり、その風景だったりが、見えないんですね。
焦るなよ、小林。もっとゆっくり撮れ、被写体が見えてないって。
暗まっちゃだめですよね。
だからポジティブに考えないといけない。
神様もそう言ってるんですよ。
全国を回っていろいろ能書きを読むけど、それって正解です。
今辛いけど次は良くなる・・・それの繰り返しだと思えばいい。